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廿日市市の全小中学校で給食ストローの素材転換の実証をスタート!吉和小中学校では使用済みストローの堆肥化実験も開始
海洋プラスチック問題の解決に取り組んでいるGREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(略称GSHIP)は、GSHIP参画会員の廿日市市、株式会社カネカと連携し、給食ストローを生分解性素材のGreen Planet®に変更することで、プラスチックの使用量削減につなげる実証を開始しました。
ストローの素材転換は、廿日市市内の全小中学校27校で、2学期から3学期にかけて続けて行われます。
また、吉和小中学校では、使い終わった給食ストローの堆肥化実験(オンサイト型コンポスト処理)にも取り組みます。生分解性素材Green Planet®を用いたオンサイト型コンポスト処理は、なんと西日本では廿日市市吉和小中学校が初です!
※この事業は、日用品等のプラスチックの使用量削減・3Rに繋がる実証を支援する補助金(広島県リーディングプロジェクト支援補助金)の採択事業として実施するものです。
【吉和小中学校での様子】
2学期の給食から、ストローの素材が変わりました。使い心地はどうだろう??
株式会社カネカの方から、どんな素材なのかお話しいただきました。
使い終わったストローは、みんなの分を集めて堆肥化できる装置へ投入。
【実証の概要】
1.学校での取組
○場所:広島県廿日市市内の全小中学校27校
○対象物:給食牛乳のストロー
○期間:令和6(2024)年9月2日から3学期末まで
2.お店での取組
○場所:ジューススタンド「ベジテリアそごう広島店」
○対象物:販売する飲料のストロー
【Green Planet®とは】
株式会社カネカが開発した、100 %バイオマス由来で、土中や海水中などで生分解される※素材です。
(※海水温などの条件により生分解する速度は異なります。)
分解されると空気(二酸化炭素CO2)と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献します。
【海洋プラスチックごみとプラスチック製品の素材転換】
海洋プラスチックごみのほとんどは、ポイ捨てやごみ箱にきちんと捨てられなかったことで、陸から流れ出たものだと言われています。
*関連ページはこちら → 海洋プラスチックごみとは
海洋プラスチックごみの中には、ストローなど皆さんが日ごろ使っているものも多くあります。
ごみはきちんと捨てている人が大多数ですが、もしかすると、食べ歩きや通勤通学中にかばん・ポケットからぽろりと、ふとした拍子にごみを落としてしまうことがあるかもしれません。そうしたとき、落としたごみが土や海で分解される素材であったなら、少し安心できませんか?
こういった環境にやさしい素材をつかっている商品は少しずつ増えてきているので、買い物をするときなど、ぜひ意識して見てみてください。
GSHIPは、企業・学校・地域の活動団体・行政など、多様なみなさまと連携して海洋プラスチック問題の解決に取り組むため、令和3(2021)年6月に設立しました。今後も、このような実証など、さまざまな方々と力を合わせて海洋プラスチック問題の解決にむけた取組を展開していきます。